出張者向けベストアプリ・2026年版TMCガイド
出張者向けベストアプリ:TMC向け5つの選択肢比較(2026年版)
出張者にアプリを提供する5つの方法を、ブランディング、日程表の作成元、通知、安全配慮義務、導入の手間という観点で比較します。
本ガイドでは、出張者向けベストアプリとしてTripIt、SAP Concur Travel、CheckMyTrip、自社開発、ホワイトラベルプラットフォームの5つを比較します。出張者向けアプリは、出張中に日程表やフライト通知、サポートを1つのスマートフォンアプリにまとめるものです。TMCがこれを提供する方法は5通りあります。出張者をTripItやCheckMyTripに誘導する、SAP ConcurのようなOBTのアプリを利用する、自社で開発する、あるいは貴社ブランドでホワイトラベルアプリを公開する、という方法です。
2026年10月8日更新。各社の情報は公開サイトに基づき、2026年10月8日時点で確認しています。
TMCに最適な出張者向けアプリとは?
出張者のスマートフォンに貴社ブランドを表示し、予約データから日程表を作成したいTMCには、mTripのようなホワイトラベルプラットフォームが適しています。TripItとCheckMyTripは個人旅行者向けのサービスです。SAP Concur Travelは、予約と経費精算を1つのシステムで行う法人顧客向けです。自社開発は、開発体制に投資できるTMCに向いています。
選定基準
TMCにとって出張者向けアプリに求められること
出張者向けアプリは単なる日程表の閲覧ツールではありません。真価が問われるのは、顧客企業の出張者が現地に到着したとき、予定を変更したとき、電波が届かないときにどう機能するかです。5つの選択肢を分けるのは、次の6つの問いです。
ブランドとデータ
- ベンダーではなく、貴社のブランドを表示するか。 出張者は1回の出張でアプリを何十回も開きます。アイコンに表示される名前によって、良いサービスを提供したのがどの会社かという印象が決まります。
- 貴社の予約データから日程表を作成するか。 GDSやOBT、バックオフィスの記録から日程表を自動作成すれば、出張者側の操作は不要です。転送メールに頼る方式では、出張者一人ひとりがメールを転送し忘れないことが前提になります。
- 顧客企業ごとに対応できるか。 1社のTMCが多数の顧客企業を担当します。アプリは、新たなプロジェクトを立ち上げることなく、顧客企業ごとのブランディング、モジュール、連絡手段、OBTに対応できる必要があります。
出張者の手元で
- 予定変更を出張者に通知するか。 遅延、搭乗ゲートの変更、欠航といった情報は、フライトに限らず出張全体を通じて、出張者と貴社のサポートチームに同時に届く必要があります。
- オフラインでも機能するか。 日程表や旅行書類、緊急連絡先は、オフラインでも出張者の言語で開ける必要があります。
- 必要な顧客には安全配慮義務の機能を追加できるか。 位置情報の把握やリスク通知は、出張者の同意のもとで顧客企業ごとにオン・オフを切り替えられるべきであり、すべての顧客に費用負担を強いるものであってはなりません。
概要
出張者向けアプリ比較:5つの選択肢
画面の小さい端末では横にスクロールしてください。各社の公式サイトに記載がない項目にはその旨を明記しています。
| 選択肢 | 対象 | アプリのブランド | 日程表の取得元 | フライト通知・運航乱れへの対応 | 安全配慮義務 | 導入にかかる手間 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| mTrip | TMC | 貴社ブランド:ロゴとカラー、またはストア掲載も貴社名義 | 任意のOBT(アカウントによって異なる場合あり)、GDS、ミッドオフィス、さらにメールおよび書類からのインポート | フライト通知、遅延予測、メッセージ機能 | 有料オプションとして提供 | 即日(Trip Agent)、または2~3週間(ホワイトラベル) |
| TripIt | 個人旅行者 | TripIt | 転送メールおよび対応予約サイト | リアルタイムのフライト状況、Proプランではリスク通知 | 情報記載なし、Proプランでは個人向けリスク通知あり | 旅行者が自身で登録 |
| SAP Concur Travel | 予約と経費精算を1つのシステムで行う法人顧客 | SAP Concur | Concur上での予約、およびTMCとGDSの連携 | スケジュール変更時の更新通知 | 位置情報と予約データの一元管理 | 公開情報なし |
| CheckMyTrip | 個人旅行者 | CheckMyTrip | 転送メール、予約番号、または手動入力 | 遅延・搭乗口変更の通知 | 情報記載なし | 無料、旅行者自身で利用開始 |
| 自社開発 | 開発予算を確保しているTMC | 完全に貴社の所有 | 貴社が連携したものすべて | 貴社が構築 | 貴社が構築 | 中規模アプリで4~6か月、その後は保守運用が必要 |
選択肢1/5
mTrip:出張手配会社向けホワイトラベル出張アプリ
最適な対象: 出張者に自社のブランドを見せたい出張手配会社、転送メールではなく予約データから自動生成した日程表を使いたい出張手配会社に向いています。
mTripはホワイトラベルプラットフォームです。貴社のスタッフが日程表を作成またはインポートすると、mTripはそれを貴社ブランドのアプリ、Web日程表、PDFとして配信し、すべて同期された状態で管理します。導入方法は2通りあります。Trip Agentは貴社のロゴとカラーを反映した共有アプリで、契約後すぐに日程表の送信を開始できます。ホワイトラベルアプリは貴社自身のApple・Googleデベロッパーアカウントで公開され、貴社の名称とアイコンで提供されます。連携内容に応じて2〜3週間で稼働を開始します。
日程表は、貴社が既に利用しているシステムから取得します。Amadeus、Sabre、Travelportに加え、ミッドオフィスシステムやOBTにも対応します。mTripはあらゆるOBTと連携可能で、法人アカウントごとに異なるOBTを利用することもできます。既存の連携実績にはConcur、Cytric、KDSがあります。AI Import Wizardはメール、PDF、Word、Excelファイルを読み取り、Zapier連携でその他のケースにも対応します。出張者は遅延予測付きのフライト状況を確認でき、Zendesk、Missive、Genesysと連携可能なアプリ内メッセージングを利用でき、9言語でオフラインでも利用できます。
安全配慮義務への対応を支援する有料オプションとして、同意に基づく位置情報トラッキングを法人クライアントごとに有効化できます。
mTripは出張手配会社向けにカスタム開発も行っており、標準プラットフォームに加えて、貴社の要件に応じた新しいパートナー連携や新機能を構築できます。料金はエージェントの利用者数ではなく、日程表の件数に応じて設定され、セキュリティの詳細はTrust Centerに記載されています。mTrip自体は予約エンジンではありません。各アカウントの予約ツールをアプリ内に連携させることで、出張者は予約から管理までを一つの場所で行えます。
主な強み
- 貴社のロゴとカラー、または貴社名義のストア掲載
- あらゆるOBTと連携可能、法人アカウントごとに異なるOBTを利用可能
- GDS、OBT、ミッドオフィスのデータから日程表を自動作成
- 遅延予測付きフライト通知、アプリ内メッセージング
- 9言語でオフライン対応
- クライアントごとに追加できる安全配慮義務オプション
- 出張手配会社向けのパートナー連携・機能のカスタム開発
制限事項
mTrip自体は予約エンジンではなく、各アカウントの予約ツールをアプリ内に連携させる仕組みです。アプリのコードを自社で保有・運用したい出張手配会社向けには設計されていません。料金は見積ベースで公開価格はなく、ホワイトラベルアプリには初期費用と1年間の契約が必要です。安全配慮義務オプションは別途費用がかかります。
選択肢 2/5
出張向けTripIt:出張手配会社が知っておくべきこと
最適な利用シーン: 自分で旅程を管理する個人の出張者向けです。出張手配会社にとっては、取引先企業の出張者がSAP Concurと併用してすでに利用している場合があるツールです。
TripItはSAP Concurが提供する旅程管理アプリです。出張者が予約確認メールをTripItに転送するか、対応する予約サイトと連携することで、アプリが一つの日程表にまとめます。無料プランは基本機能をカバーします。公式サイトによると、年額49ドルのTripIt Proでは、座席・運賃の追跡、フライトのリアルタイムステータス、運航乱れ時の代替便情報、リスク通知が追加されます。
設定を出張者自身が行うため、導入はスムーズです。しかしこれは出張手配会社にとっての限界でもあります。すべての出張者にTripItのブランドが表示され、旅程は出張者が正しいメールを転送することに依存します。また2026年9月16日に公式サイトを確認したところ、出張者や旅程、ブランドを管理する管理者向けポータルは見当たりませんでした。TripItはSAP Concurと連携しているため、すでにそのシステムを導入している企業には適しています。
主な強み
- 多くの出張者に馴染みがある
- 導入作業は不要で、出張者自身が登録してメールを転送するだけ
- Proプランではフライトステータス、代替便情報、リスク通知が追加される
- SAP Concurと連携
制限事項
すべてのユーザーに対してTripItブランドのアプリが表示され、ホワイトラベルの選択肢はありません。公式サイト上では出張手配会社向けの管理者ポータルも確認できませんでした。日程表は出張者によるメール転送に依存します。
オプション 3/5
出張向けアプリとしてのSAP Concur Travel
最適な利用シーン: 予約、ポリシー管理、経費精算を一つのシステムでまとめたい法人顧客向けです。出張手配会社は、自社ブランドのアプリと並行してこれをサポートすることが多くあります。
SAP Concur TravelはオンラインブッキングツールのOBTです。出張者は航空券、ホテル、鉄道、レンタカーを検索・予約でき、システムは出張ポリシーに反する選択肢にフラグを立てます。SAP Concurのモバイルアプリでは予約内容や日程表を確認でき、スケジュールが変更された際には出張者に通知が届きます。安全配慮義務の観点では、出張者の位置情報と予約データを集約し、緊急時に企業が対応できるようにします。
Concurの強みはその広範な連携にあります。出張手配会社、GDS、ERPプラットフォーム、航空会社、ホテルとの連携コネクタが300以上用意されています。一方、出張手配会社にとってのトレードオフはブランドと役割です。出張者が利用するアプリ体験はSAP Concurの製品とブランドによって形づくられ、予約プラットフォームは出張手配会社が提供する貴社ブランドの日程表とは異なるツールです。多くの出張手配会社が両方を併用しています。料金や導入にかかる手間については、確認できる形での公開情報はありません。
主な強み
- 予約、ポリシー管理、経費精算を一つのシステムで
- 出張手配会社、GDS、ERPプラットフォームとの連携コネクタ300以上
- スケジュール変更時のリアルタイム通知
- 安全配慮義務のための出張者の位置情報と予約データ
制限事項
アプリには貴社出張手配会社のブランドではなく、SAP Concurのブランドが表示されます。予約プラットフォームであるため、日程表の体験もその製品仕様に左右されます。料金や導入にかかる手間については公開情報がありません。
オプション 4/5
出張者向けCheckMyTrip
向いているケース: フライト通知と1つの日程表を無料アプリで確認したい個人旅行者。
CheckMyTripはAmadeusが提供する無料の個人向けアプリです。旅行者は予約確認メールを転送するか、予約番号を入力するか、手動で情報を追加します。リアルタイムのフライト遅延・ゲート変更通知やチェックイン案内に対応し、オフラインでも利用できます。公式サイトによると、利用者数は300万人以上、ストア評価は5点満点中4.6点とされています。
法人向けツールとしては物足りない面があります。全ユーザー共通のCheckMyTripブランドのアプリ1つのみで、公式サイトには法人向けカスタマイズ、管理画面、安全配慮義務対応の機能に関する記載がありません。TMCにとっては、旅行者がすでにスマートフォンに入れている可能性のあるアプリという位置づけであり、TMC自身が提供するアプリにはなりません。
主な強み
- 旅行者は無料で利用可能
- フライト遅延・ゲート変更・チェックイン通知
- 3種類の旅程登録方法
- オフラインモード対応
制約
1種類の個人向けブランドのアプリのみ。公式サイトにはホワイトラベル、法人向けカスタマイズ、管理画面、安全配慮義務対応に関する記載がありません。
選択肢5/5
法人旅行アプリを自社開発する
向いているケース: 旅行者向けアプリを自社の中核製品の一部と位置づけ、数年にわたり運用を担う開発チームに予算を確保しているTMC。
自社でアプリを開発すれば、ブランド、データ、すべての連携を完全にコントロールできます。一方で、自社開発はTMCがベンダーから離れる主な理由でもあり、AIコーディングツールの登場で最初のバージョンは安価に見えがちです。中程度の複雑さの旅行アプリは一般的に5万〜12万米ドル、開発期間は4〜6か月かかり、運用保守には毎年開発費の15〜25%がかかります(Business of Apps, 2026)。
最初のバージョンを作ること自体は、全体の一部に過ぎません。セキュリティ対策、AppleとGoogleの各要件への対応更新、GDSおよびミッドオフィス連携の維持、目的地情報の更新、海外で旅程にトラブルが起きた際の旅行者サポートなど、誰かが継続して担う必要があります。Veracodeの2026年春のテストでは、AIによるコーディング作業の45%に既知のセキュリティ上の欠陥が含まれていたと報告されており、AIが書いたコードも専門家によるレビューが必要です。
主な強み
- ブランドとロードマップを完全にコントロール
- 自社データと連携を自由に管理
- ベンダーへの依存がない
制約
開発費は5万〜12万米ドル以上、運用には毎年その15〜25%がかかり、最初のリリースまで4〜6か月を要します。セキュリティ対策、ストア更新、サポートはすべて自社で担う必要があります。
選び方のフレームワーク
出張者向けアプリの選び方
デモの前に確認すべき5つの質問です。
旅行者が目にするのはどのブランドですか?
貴社ブランドが答えであれば、TripIt、SAP Concur Travel、CheckMyTripはいずれも独自の名称を持つため、配信用アプリの選択肢から外れます。残るのはホワイトラベルのプラットフォームか自社開発です。
日程表はどこから取得しますか?
転送されたメールでは、作業の負担が旅行者にかかります。予約データを使えば、負担は一度システム側にかかるだけで済みます。すでにGDS、OBT、バックオフィスを運用している場合は、それらと連携できるアプリを選んでください。
顧客企業には安全配慮義務への対応が必要ですか?
法人プログラムによっては、位置情報やリスク通知が求められる場合とそうでない場合があります。顧客ごとに追加できる仕組みを選ぶとよいでしょう。安全配慮義務ソフトウェアのチェックリストでは、各ベンダーに確認すべき項目をまとめています。
予約や経費処理も必要ですか?
SAP Concur Travelとホワイトラベルアプリは役割が異なるため、多くの出張手配会社は両方を併用しています。予約ツールで旅行を販売し、貴社ブランドのアプリでそれを提供する形です。予約ツールはその機能自体で選定してください。
3年後、そのアプリの運用責任は誰が負いますか?
自社開発のアプリは、稼働している限りセキュリティ対策、更新、サポートのすべてを貴社が担うことになります。プラットフォームを利用すれば、その負担を分担できます。比較する際は、初期リリースの費用ではなく、3年間の総コストで検討してください。
出張者にとって最適なアプリは、出張手配会社にとっても最適なアプリと言えるでしょうか?
必ずしもそうとは限りません。個人で選ぶ出張者は、無料で手早く使える整理ツールを求めており、その点ではTripItやCheckMyTripが適しています。一方、法人顧客向けに旅行を提供する出張手配会社には、自社ブランド、予約データに基づく日程表、顧客ごとのモジュールが必要であり、ホワイトラベルのプラットフォームか自社開発が選択肢となります。
候補を比較検討中ですか? 貴社が運用しているシステムと取引先の情報をお知らせください。mTripが適している部分と、他の選択肢の方が適している部分をお伝えします。
ホワイトラベルアプリが提供する価値
出張手配会社のサービスにホワイトラベルアプリを追加する理由
候補にホワイトラベルのプラットフォームが含まれている場合、デモで確認すべきメリットは次のとおりです。
旅行者のスマートフォンに貴社ブランドを表示
ホワイトラベルアプリでは、アイコン、ストアに表示される名称、すべての通知が貴社のブランドで表示されます。mTripは貴社のApple・Googleデベロッパーアカウントの下でアプリを公開し、法人顧客ごとに独自のブランディングとモジュールを設定できます。設定方法については、貴社ブランドのモバイルアプリのページをご覧ください。
既存のシステムから日程表を作成
mTripはAmadeus、Sabre、Travelportのデータを読み込み、あらゆるOBTと連携できるため、各法人アカウントはConcur、Cytric、KDSなど、使い慣れたツールをそのまま利用できます。2026年2月にリリースされたAI Import Wizardは、システム外で届く予約についても、メール、PDF、Word、Excelファイルから情報を読み取ります。旅程作成ツールが、それらを1つの日程表としてまとめます。
予定が変わった瞬間に旅行者へ通知
フライトの運航状況や遅延予測はプッシュ通知で旅行者に届き、アプリ内メッセージはZendesk、Missive、Genesysなど貴社のサポートツールと連携できます。旅行書類、地図、ガイドはオフラインでも閲覧でき、アプリ、Web日程表、そして書類の自動配信によるPDFの間で、日程表の内容は常に同期されます。
顧客ごとに安全配慮義務への対応を追加
基本のアプリには不要な機能です。法人顧客のポリシーで位置情報の追跡やリスク通知が求められる場合は、旅行者がすでに使用している同じアプリ内で、該当アカウント向けにモジュールを有効化できます。法人旅行向けの危機管理をご覧ください。
短期間で導入し、カスタム開発で拡張
Trip Agentは契約当日から利用できます。完全なホワイトラベルアプリの場合は2〜3週間で導入可能です。いずれの場合も、自社開発で最初のリリースにかかる4〜6ヶ月という期間は不要です。顧客が外部連携やプラットフォームにない機能を必要とする場合、mTripが貴社向けにカスタム開発として対応します。
活用事例
活用事例:出張者向けアプリの代表的な2つの導入パターン
複数の法人顧客を担当する出張手配会社
- 各クライアントが使用する予約ツールと連携し、貴社ブランドのアプリで旅程を届けます。
- 法人アカウントごとにデザイン、連絡先、機能モジュールを設定でき、パートナー連携やクライアントの要望に応じた機能はカスタム開発で対応します。
- 安全配慮義務の機能は、ポリシーで求められるクライアントのみ有効にできます。
初めて貴社ブランドの旅行者向けアプリを導入する出張手配会社
- 契約当日からTrip Agentで運用を開始し、2〜3週間で自社ストア掲載のアプリに移行します。
- 運航乱れへの対応時も、メールのやり取りなしで旅行者に情報を届けられます。
- プラットフォーム導入の3年間のコストと、自社開発・運用のコストを比較できます。
出張者向けアプリに関するよくある質問
出張者向けアプリに関するよくある質問
出張者向けアプリとは何ですか?
出張者向けアプリとは、出張中の旅程、フライト通知、旅行書類、サポート連絡先を一つにまとめたアプリです。TripItのように旅行者自身が選ぶ個人向けアプリもあれば、SAP Concur Travelのように予約プラットフォームに付属するものもあります。また、出張手配会社が自社開発するアプリや、自社ブランドで提供するアプリもあります。
出張手配会社にはどの選択肢が適していますか?
旅行者のスマートフォンに貴社ブランドを表示し、自社の予約データから旅程を作成したい出張手配会社には、mTripのようなホワイトラベルプラットフォームが適しています。TripItやCheckMyTripは、自分で旅程を整理する個人旅行者向けです。SAP Concur Travelは、予約・ポリシー・経費を一つのシステムで管理したい法人顧客に向いています。自社開発は、専任の開発チームを維持できる出張手配会社に向いています。
出張者に最適なアプリは何ですか?
誰がアプリを導入するかによって異なります。自分でアプリを選ぶ出張者は、確認メールを転送して旅程を作成するTripItやCheckMyTripを利用できます。出張手配会社がアプリを提供する場合は、mTripのホワイトラベルアプリのように、予約データから作成された旅程が出張手配会社のブランドで届きます。出張手配会社にとっては、この後者の方法が自社ブランドを表示できる選択肢です。
出張管理に最適なアプリは何ですか?
個人の出張者であれば、TripItが転送された確認メールから旅程を整理します。法人顧客の出張を管理する出張手配会社には、予約データから旅程を作成し、予定変更時に旅行者へ通知し、クライアントごとにメッセージ機能や安全配慮義務の対応を追加できるアプリが適しています。mTripは、これらを貴社ブランドの一つのアプリで実現し、各クライアントの予約ツールとも連携します。
トラベルマネージャーに最適なアプリは何ですか?
法人顧客のトラベルマネージャーには、個人向けの旅程整理機能以上に、誰が出張中か、何が変更されたか、誰が支援を必要としているかを把握できる可視性が求められます。SAP Concur Travelは予約プラットフォーム内でこれを提供しています。出張手配会社も、貴社ブランドのアプリで同様の可視性をクライアントのトラベルマネージャーに提供でき、必要なクライアントには安全配慮義務の機能を追加できます。
TMCはTripItやCheckMyTripをホワイトラベル化できますか?
できません。どちらも全ユーザーに自社ブランドを表示する一般消費者向けアプリであり、2026年10月8日時点で公開サイトを確認した限り、ホワイトラベルオプションやTMC向け管理ポータルは提供していません。旅行者に貴社ブランドを見せたいTMCは、ホワイトラベルプラットフォームを利用しています。TMC向けTripIt代替案とTMC向けCheckMyTrip代替案をご覧ください。
SAP Concur Travelは法人旅行向けアプリですか?
はい、ただし役割が異なります。SAP Concur Travelは予約・日程表・ポリシー管理・経費連携のためのアプリを備えたOBTです。出張者のスマートフォンに貴社ブランドを表示する目的では設計されていません。TMCはこれを日程表アプリと併用するケースが多く、mTripはConcur、Cytric、KDSを含むあらゆるOBTと連携でき、法人クライアントごとに異なるOBTを使っていても対応できます。
ホワイトラベルアプリはOBTの代わりになりますか?
いいえ。mTripのようなホワイトラベルアプリは、貴社のOBT、GDS、バックオフィスシステムから予約データを取り込み、貴社ブランドの一つの日程表としてまとめて配信します。mTripはアプリ内であらゆるOBTと連携でき、法人クライアントごとに異なるOBTを利用することも可能です。旅行者は従来通り、クライアントのポリシーが指定する手段で予約を行います。連携先の一覧はTMC向けソフトウェアページに掲載しています。
mTripはTMCのパートナーや機能に合わせてカスタマイズできますか?
はい。mTripはTMC向けにカスタム開発を行っており、クライアントのOBTや他システムとの新規連携、貴社の要件に合わせた新機能の開発に対応しています。デモの際にご希望の連携や機能についてお申し付けください。
法人旅行向けアプリを自社開発する場合の費用はどのくらいですか?
Business of Apps(2026年)によると、中程度の複雑さの旅行アプリは開発に5万〜12万ドル、期間は4〜6か月かかるのが一般的です。その後の維持費は年間で開発費の15〜25%程度になります。GDSやミッドオフィスシステムとの連携があると、費用は上限に近づきます。詳しい内訳は自社開発か導入かを比較するガイドをご覧ください。
ホワイトラベルの法人旅行向けアプリの公開までにはどのくらいかかりますか?
mTripでは、Trip Agentプランなら申込当日から利用でき、貴社のロゴとカラーを設定した共有アプリで日程表を送信できます。貴社自身のApple・Googleデベロッパーアカウントで公開する完全なホワイトラベルアプリは、連携内容にもよりますが通常2〜3週間で稼働します。
出張者のアプリに安全配慮義務の機能は必要ですか?
クライアントの旅行ポリシーで求められている場合のみ必要です。安全配慮義務とは、旅行者の所在を把握し、混乱やリスクについて警告することを指します。Concur Travelはこの目的のために旅行者の位置情報と予約データを一元化しています。mTripではオプションの有料機能として、クライアントごとに有効化でき、同意に基づく位置情報の追跡を行います。安全配慮義務ソフトウェアのチェックリストを使えば、各社を比較検討できます。
各アプリの日程表はどこから作成されますか?
TripItとCheckMyTripは、旅行者が転送する予約確認メールから旅程を作成します。CheckMyTripは予約番号や手動入力にも対応しています。SAP Concur Travelは、Concur内で行われた予約から作成します。mTripはGDS、ミッドオフィス、バックオフィスのデータから作成するほか、AI Import Wizardがメール、PDF、Word、Excelファイルを読み取ります。自社開発アプリでは、貴社が連携させたデータ次第です。
法人旅行向けアプリはオフラインでも使えますか?
アプリによって異なります。CheckMyTripは自社サイトでオフラインアクセスに対応していると記載しています。mTripのアプリは、旅行書類、地図、目的地情報を含め、完全にオフラインモードで利用できます。TripItとSAP Concurについては、確認した公開ページ上でオフライン対応範囲が明記されていないため、導入前にデモで確認することをお勧めします。自社開発アプリは、そのように作らない限りオフラインでは動作しません。
これらのアプリはどの言語に対応していますか?
mTripは英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語、ポルトガル語、オランダ語、ポーランド語、日本語の9言語に対応しています。その他のベンダーについては、確認した公開ページに対応言語の記載がないため、出張者の構成に合わせて各社に確認してください。
この比較は出張アプリのページとどう違いますか?
このページでは、出張者にアプリを提供する5つの方法を比較しています。出張アプリのページでは、その一つであるmTripについて詳しく説明しています。その他の対象については、旅行会社向けアプリや旅行会社(ツアー造成)向けアプリの比較ガイドもご覧ください。