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2026年 最高の旅程作成ツール:旅行会社担当者・旅行アドバイザー・旅行会社(ツアー造成)向けAI搭載トップツール

2026年8月更新(執筆:Gabrielle Colacci)・読了目安12分

2026年、旅行会社や旅行会社(ツアー造成)が選べる旅程作成ツールは、業界史上かつてないほど充実しています。しかし、各プラットフォームの違いはもはや表面的な機能ではありません。ドラッグ&ドロップのインターフェースやPDF出力は、どのベンダーも標準で備えています。真の違いは、業務の深さ、ホワイトラベルによるブランド管理、AIによる自動化、そして取扱件数の増加に応じた拡張性にあります。本ガイドでは、市場をリードする8つのプラットフォームと、専門家が評価に用いる7つの基準を整理し、それぞれのツールが真に優れている点を明らかにします。

本ガイドの内容

  1. 2026年における旅程作成ツールの役割
  2. 最適な旅程作成ツールを選ぶ7つの基準
  3. クイック比較:主要8プラットフォーム
  4. ツール別詳細レビュー
  5. 編集部評価:プラットフォーム比較
  6. よくある質問

より広い視点で比較したい方には、関連する意思決定について詳しく解説した記事もご用意しています。

🕐 最終更新:2026年8月。競合製品の機能情報は2026年9月9日に確認済みです。最新の料金・プランについては各ベンダーに直接ご確認ください。

2026年における旅程作成ツールの役割

旅程作成ツールとは、旅行会社が確定した予約を、ブランド統一された洗練された旅行体験へと仕上げるための業務の中核です。GDS、ミッドオフィス、メール確認、PDF、サプライヤーの直接APIなど複数のソースから予約情報を集約し、日程ごとの計画として構成したうえで、モバイルアプリやWebポータル、PDF文書を通じて旅行者に配信します。

2026年における変化は、こうした業務の多くが自動化された点です。現在、主要プラットフォームのみが搭載するAIドキュメント解析機能を使えば、サプライヤーのPDFを数秒で構造化された旅程表・行程表に変換できます。ホテルのチェックイン情報、フライトの区間、送迎、アクティビティが自動認識され、手入力なしで正しい日程に反映されます。AIが生成する1日ごとのプランは、旅行者の好みや施設の営業時間、地理的な位置関係に基づいてアクティビティを提案します。リアルタイム同期により、モバイルアプリ、Web版旅程表、PDFの内容は常に一致した状態が保たれます。

今日ツールを検討する旅行会社にとって、もはや「旅程は作成できるか」は論点ではありません。どのプラットフォームでもそれは可能だからです。重要なのは、旅行者の目に触れるのがどのブランドか、手作業によるデータ入力をどれだけ削減できるか、そして現在だけでなく3年後の事業規模にも対応できるかという点です。

最適な旅程作成ツール(行程表作成ツール)を選ぶための7つの基準

旅行業界のプロフェッショナルは、旅程作成ツールを数十の機能で比較検討しますが、真に差別化されるプラットフォームは、以下の7つの観点で際立っています。デモを申し込む前に、体系的なチェックリストとしてご活用ください。

1. ホワイトラベル対応の深さ

まず問うべきは、旅行者がどのブランドを目にするかという点です。プラットフォームによっては、ベンダーのインターフェース上に貴社のロゴを表示するだけのものもあれば、App StoreやGoogle Playに貴社の名前で完全にブランド化されたアプリを公開し、ベンダーの痕跡を一切残さないものもあります。ブランドの認知度が顧客維持や紹介につながる旅行会社(ツアー造成)や旅行会社にとって、完全なホワイトラベル対応は「あれば良い」機能ではありません。それは、お客様が旅行体験を貴社ブランドと結びつけるか、それとも他社のブランドと結びつけるかを左右する要素です。

2. 予約データの統合力

本格的な旅程作成ツールは、貴社が実際に利用しているあらゆる予約元からデータを取り込みます。GDSフィード(Amadeus、Sabre、Travelport)、ミッドオフィスシステム(Tourplan、Moonstride、Viaxoft、Juniper)、サプライヤーからの確認メール、PDF書類、そして直接のAPI連携などです。この統合作業を自動化するプラットフォームは、1件あたり数時間の作業時間を削減します。一方、「ホテル分だけ」であっても手作業での再入力が必要なツールは、そのコストを知らぬ間に担当者に負わせています。年間500件のファイルに掛け合わせれば、その差は実際のコストとして跳ね返ってきます。

3. AIによる自動化

2026年は、旅程作成におけるAI活用の転換点となる年です。主要プラットフォームは今や、あらゆる旅行書類(PDF、メール、サプライヤーのエクスポートデータ、スクリーンショット)を数秒で構造化された日程表に変換できます。重要な機能は、手動でのマッピングなしにホテル、フライト、送迎、アクティビティを認識する書類インポート機能、営業時間や旅行者の好みを考慮したAIによる日別プラン生成、そして目的地情報の自動充実化です。いまだにドラッグ&ドロップのみに頼るツールは、週を追うごとに後れを取っています。

4. マルチチャネル配信

現代の日程表は、同時に3つの場所に存在します。移動中に使うモバイルアプリ、ダウンロード不要でアクセスできるWeb版日程表、そして印刷版を求める旅行者向けのPDFです。重要なプラットフォームは、この3つのチャネルをリアルタイムで同期させます。フライトの遅延やホテルの変更があった際も、手動での再公開なしに全チャネルが同時に更新されます。何か変更があるたびにチームが新しいPDFをメールで送っているようであれば、そのプラットフォームは仕事の半分しかこなせていません。

5. オフラインアクセス

旅行者は、通信環境のない目的地に到着することが少なくありません。地方のロッジ、乗り継ぎ拠点、海外ローミングが繋がらないエリア、探検クルーズなどです。翌日の予定を読み込むのにWi-Fiが必要なアプリは、いずれクレームとして表面化するリスクを抱えています。オフラインファーストの設計であれば、日程表、書類、地図、連絡先情報が自動的に端末へダウンロードされます。これは、旅行の最も重要な場面で機能するアプリと、空港のゲートで動かなくなるアプリの違いです。

6. 連携の深さ

旅程作成ツールは単独では機能しません。貴社のGDS、ミッドオフィス、CRM、サプライヤーデータベース、そしてすでに構築されているシステム全体と連携する必要があります。ネイティブなGDS連携(Amadeus、Sabre、Travelport)、ミッドオフィス同期(Tourplan、Moonstride、Viaxoft)、カスタムワークフロー向けのZapier、顧客サポート向けのZendeskなどは、プロフェッショナルな業務向けに構築されたプラットフォームの証です。各ベンダーには、貴社が実際に必要とするコネクターと更新ワークフローを実演してもらいましょう。

7. 対象事業者との適合性:独立系アドバイザー、旅行会社、旅行会社(ツアー造成)

旅程作成ツールは、事業規模によって使い分けが必要であり、互換性があるとは限りません。年間30件の丁寧な対応を行う独立系トラベルアドバイザーと、複数ブランドで年間5万件の旅行を管理する旅行会社(ツアー造成)とでは、求められる要件が根本的に異なります。この幅広いニーズに柔軟に対応できるプラットフォームは一部にすぎません。貴社の事業が現在どの位置にあり、3年後にどうなっているかを率直に見極め、その間に移行を強いられることのない、両方の段階に適したプラットフォームを選びましょう。

簡易比較:2026年注目の旅程作成ツール トップ8

本ガイドで比較する8つのプラットフォームを、上記の評価基準に沿って簡潔にまとめました。mTripが意図的に開発していない領域(CRMは専門パートナーとの連携に委ねています)を含め、率直な評価を以下に記載します。詳細なレビューはこの後で紹介します。

ソフトウェア 最適な用途 自社ブランドアプリ AI書類インポート GDS連携 オフラインアクセス CRM機能 団体・MICEモジュール 料金体系
mTrip
編集部おすすめ
旅行会社・旅行会社(ツアー造成)(個人で活動する独立系アドバイザーを除く) ✓ 完全ホワイトラベル対応、共有型のTrip Agentエントリーオプションあり ✓ AI Import Wizard ✓ Amadeus、Sabre、Travelport ✓ 完全オフライン対応 外部CRM連携により対応 ✓ 専用MICEモジュール プラットフォーム単位
Travefy 個人アドバイザーおよび小規模ホストエージェンシーチーム 共有型のTrip Plansアプリ、Enterpriseプランでカスタムブランド対応 ✓ AIコンテンツインポート GDSワークフローおよびEnterprise APIの対応範囲は要確認 ✓ オフラインでの日程表閲覧 ✓ 搭載 アドバイザー単位のSaaS
Tern CRM主導でAIワークフローを活用するアドバイザー向け 旅行者向けモバイルアプリ ✓ PDF・メールの即時インポート 連携範囲は要確認 オフライン対応範囲は要確認 ✓ 搭載 アドバイザー単位のSaaS
Axus Travel App アドバイザーとランドオペレーター(DMC)の連携 共有アプリおよびカスタムブランドアプリのオプション AIインポートの対応範囲は要確認 ✓ GDS PNRインポートおよびAPI オフライン対応範囲は要確認 アドバイザー単位のSaaS
Safari Portal コンテンツが充実したハイエンドな提案書向け Travel Portalアプリ、完全ホワイトラベルへのアップグレードも可能 書類インポートの対応範囲は要確認 連携範囲は要確認 ✓ アプリのオフラインアクセス ✓ 連絡先管理 プラットフォーム単位
Vamoos ビジュアル重視のモバイル旅行者体験 ブランドアプリ、独自アプリのオプションあり AIインポートの対応範囲は要確認 連携範囲は要確認 ✓ 完全オフライン対応 団体機能は限定的 プラットフォーム単位
TravelJoy 新規・小規模アドバイザー向けCRM利用者 TravelJoy旅行者向けアプリ ✓ Magic Emailによる見積書インポート 連携範囲は要確認 オフライン対応範囲は要確認 ✓ 搭載 アドバイザー単位のSaaS
Wetu アフリカに特化した旅行会社(ツアー造成) 一部対応(共同ブランド) AIインポートの対応範囲は要確認 連携範囲は要確認 ✓ オフライン対応 団体ツアーに特化 プラットフォーム単位

この表の見方:本ガイドはmTripが公開しており、各社の公開製品資料を比較したものです。競合各社からの訂正情報は2026年9月9日時点で反映しています。独立機関による実機検証ではありません。プラン別の機能や導入範囲については、各ベンダーに直接ご確認ください。mTripは日程表の作成、ブランド化された配信、業務連携に重点を置いています。一方、Travefy、Tern、TravelJoyはアドバイザー向けにCRM機能も統合しています。

参照した機能情報:Travefy日程表ツール、Travefy Enterprise、Axus、Tern、TravelJoy AI、Safari Portalモバイルアプリ、Vamoosアプリオプション。

ツール別詳細比較

2・独立系トラベルアドバイザーに最適

Travefy

Travefyは、北米の独立系旅行アドバイザーおよび小規模ホストエージェンシーの間で最も広く採用されている旅程作成プラットフォームです。ドラッグ&ドロップ形式の旅程作成ツールに、提案書テンプレート、CRM機能、コミッション管理、マルチテナント対応の旅行者向けアプリを組み合わせ、アドバイザー単位の1つのサブスクリプションで提供しています。強みはその網羅性で、個人アドバイザーは1つのログインでワークフローの大部分をカバーでき、200以上のサプライヤーのコンテンツライブラリも標準搭載されています。

主な機能

  • 提案モード対応のドラッグ&ドロップ旅程作成ツール
  • 200以上のサプライヤーコンテンツライブラリ
  • CRMおよび連絡先管理機能を標準搭載
  • コミッション管理とレポート機能
  • 貴社ブランドでの請求書・見積書作成
  • オフライン対応の旅程を利用できるTrip Plansモバイルアプリ(Enterpriseプランではカスタムブランドアプリを選択可能)
  • AIによるコンテンツ取り込みとEnterpriseプランのAPIアクセス

考慮すべき制約:Travefyは共用のTrip Plansアプリと、APIアクセス付きのEnterpriseカスタムブランドアプリオプションを提供しています。重要なのは、ブランディングや機能、開発を貴社向けにどこまでカスタマイズできるかという点です。自社デベロッパーアカウントによるアプリ、詳細な機能設定、指定のGDSおよびミッドオフィス連携、さらにレジャーまたは法人・MICE向けワークフローとカスタム開発の両方が必要な場合は、mTripがより適した選択肢となります。

こんな企業におすすめ:旅程作成、CRM、提案書作成のワークフローを一括で利用したい独立系アドバイザーやホストエージェンシーのチーム(カスタムブランディングが必要な場合はEnterpriseプランを選択可能)。

mTrip対Travefy:機能比較を見る →

3・AIワークフローを活用するCRM重視のアドバイザーに最適

Tern

Ternは、1,700万米ドルのベンチャー資金を調達し、最新のCRMとワークフロー自動化を中核に据えた、アドバイザー向けセグメントで急成長中のプラットフォームの一つです。そのAI機能は単純な取り込みにとどまりません。PDFやメールからの即時取り込み、AIによる旅程作成支援、AI生成の目的地ガイド、AI生成の持ち物リストに加え、従来の旅程作成ツールには通常備わっていないリード管理やフォローアップ自動化機能も提供しています。

主な機能

  • サプライヤーからのメールやPDFのAIによる即時取り込み
  • AIによる旅程作成支援と目的地ガイド作成
  • リードおよびパイプライン管理
  • メール自動化とフォローアップワークフロー
  • タスクテンプレートとリマインダー自動化
  • 顧客向けWeb日程表と旅行者向けモバイルアプリ

考慮すべき制約:TernはアドバイザーCRM、AIワークフロー、旅行者への日程表提供を組み合わせたプラットフォームです。自社デベロッパーアカウントによるアプリ、詳細な設定、GDSおよびミッドオフィス連携、そしてDuty of Care(安全配慮義務)機能をオプションで必要とする旅行会社は、mTripを優先的に検討し、導入範囲全体を比較することをおすすめします。

こんな企業におすすめ:営業パイプライン管理、リード育成、顧客対応の自動化を重視し、旅程作成を数あるワークフローの一つと位置づけるアドバイザー。

mTrip対Tern:機能比較を見る →

4・アドバイザーとランドオペレーター(DMC)の連携に最適

Axus Travel App

Axus Travel Appは、高級旅行やオーダーメイド旅行の分野でランドオペレーター(DMC)やサプライヤーと連携する旅行アドバイザーに広く利用されている、旅程作成・コラボレーションプラットフォームです。その特徴は招待制のコラボレーションモデルにあり、アドバイザーとランドオペレーター(DMC)パートナーが同一システム内で日程表を共同編集でき、共有ドキュメント上で双方が自社のブランドを維持できる共同ブランディング機能を備えています。

主な機能

  • ビジュアル性の高いレイアウトによる旅程作成
  • カスタムブランドアプリオプション、GDS PNRインポート、APIアクセス
  • ランドオペレーター(DMC)とサプライヤーによる共同編集
  • パートナーごとの共同ブランディング設定
  • モバイルおよびデスクトップでの旅行者アクセス
  • 書類アップロードと目的地ガイド
  • 目的地コンテンツライブラリ

考慮すべき制約:Axusは、ランドオペレーター(DMC)とのコラボレーションツールに加え、カスタムブランドモバイルアプリ、GDS PNRインポート、APIを提供しています。PNRインポートと継続的な予約同期の違いを比較し、アプリアカウントおよび設定条件を確認してください。自社デベロッパーアカウントによるアプリ、指定のGDSおよびミッドオフィス連携、Duty of Care(安全配慮義務)のオプション、そしてカスタム開発を組み合わせて必要とする場合は、mTripがより適した選択肢です。

こんな企業におすすめ:ランドオペレーター(DMC)との緊密なパートナーシップを持ち、日程表の共同編集と共同ブランディングでの提供を必要とするアドバイザーおよび旅行会社。

mTrip対Axus:機能比較を見る →

5・高品質でコンテンツの充実した提案書作成に最適

Safari Portal

Safari Portalは、高品質でコンテンツの充実した日程表を作成する旅行業界のプロフェッショナルによって、プロフェッショナルのために開発されたプラットフォームです。ビジュアル性の高いレイアウト、画像を多用したプレゼンテーション、サプライヤーコンテンツライブラリを備え、サファリ、探検旅行、オーダーメイドのレジャー旅行市場における高級旅行会社(ツアー造成)やランドオペレーター(DMC)に適しています。現在は、既存のプロが執筆したコンテンツライブラリに加え、施設や目的地のページコンテンツをオンデマンドで作成するAIライティングアシスタントも搭載されており、ソフトウェアの出力というよりも旅行雑誌のような仕上がりのWebおよびPDF配信形式を重視しています。

主な機能

  • ビジュアル性の高いWeb日程表レイアウト
  • 施設・目的地コンテンツ向けAIライティングアシスタント
  • 画像を多用したPDF生成
  • サファリおよび高級旅行向けサプライヤーコンテンツデータベース
  • 提案書管理ワークフロー
  • オフラインアクセス対応のTravel Portalモバイルアプリ(完全ホワイトラベルへのアップグレードも可能)
  • CRMおよび連絡先管理
  • サプライヤーパートナーとの共同ブランディング

考慮すべき制約:Safari Portalは現在、オフラインアクセス対応のTravel Portalモバイルアプリと完全ホワイトラベルへのアップグレードを提供しています。予約インポートと連携範囲については、実際の書類やシステムを用いて確認してください。GDSおよびミッドオフィスの統合、自社デベロッパーアカウントによるアプリ、柔軟な運用設定、Duty of Care(安全配慮義務)のオプションが中心となるプロジェクトには、mTripがより適しています。

こんな企業におすすめ:視覚的に優れた提案書や旅行書類の作成を最優先課題とする高級旅行会社やサファリ旅行会社。

6・ビジュアル性の高い旅行者向けモバイル体験に最適

Vamoos

Vamoosは、Storyboard形式の旅程作成とデジタル書類共有を中心に、ビジュアル重視のアプリでモバイル旅行者体験に注力しています。同プラットフォームは、裏側の運用連携よりも旅行中のお供となるアプリの見た目や使い心地を重視する旅行者を抱える、英国拠点の旅行会社(ツアー造成)やオーダーメイド旅行会社の間で人気があります。

主な機能

  • ビジュアル重視のモバイルファースト旅程アプリ(Storyboard)
  • デジタル書類共有
  • 日程表・書類のオフラインアクセス
  • 旅行者とのリアルタイムメッセージング
  • ロゴ・カラーによるブランド設定アプリ、および独自アプリオプション

検討すべき制限事項:Vamoosはブランド設定された旅行者体験と独自アプリオプションの両方を提供しているため、共有アプリのブランディングのみと決めつけるべきではありません。旅行会社が主要GDSやミッドオフィスとの連携による予約の一元管理、AIによる書類インポート、アプリ・ウェブ・PDFでの提供、そして同一プラットフォーム上でのオプションの危機管理機能を必要とする場合は、mTripの方が適しています。連携とカスタマイズの範囲は、各提案書で確認してください。

最適な対象:ビジュアルプレゼンテーションと旅行者体験デザインを差別化要因とする、ブティック型旅行会社(ツアー造成)やラグジュアリー旅行会社。

7・小規模アドバイザーチーム向け、CRM重視

TravelJoy

TravelJoyは、旅行アドバイザー向けにCRM、提案書作成、顧客とのメッセージング、決済、旅程作成ツールを組み合わせています。Itinerary Copilotが旅程案を生成し、Magic Emailは転送されたサプライヤーの見積もりを顧客向け提案書に変換します。これらは旅程特化型のAI機能であり、アドバイザー向けワークフローツールや旅行者向けアプリも備えています。

主な機能

  • 顧客CRMおよび連絡先管理
  • 提案書作成・見積もりテンプレート
  • AI搭載Itinerary Copilotおよび Magic Emailによる見積もりインポート
  • オンライン決済回収
  • 顧客メッセージングおよびタスク管理
  • ウェブでの日程表提供および旅行者向けアプリ

検討すべき制限事項:TravelJoyは、旅程AIを備えた優れたアドバイザー向けCRM・決済ワークフローの選択肢です。自社デベロッパーアカウントによるアプリ、細かなカスタマイズ設定、GDSやミッドオフィスとの連携、そして法人・MICEやDuty of Care(安全配慮義務)要件を購入基準の中心に据えている旅行会社は、mTripを優先し、これらの要件を直接比較することをお勧めします。

最適な対象:顧客管理と提案書作成を重視し、エントリーレベルの価格帯を求める、新規・小規模のレジャー旅行アドバイザー。

8・アフリカ特化型旅行会社(ツアー造成)向け

Wetu

Wetuは南アフリカ発のプラットフォームで、アフリカ大陸に特化した旅行先コンテンツを持つサファリオペレーター、ランドオペレーター(DMC)、旅行会社(ツアー造成)の間で高い導入率を誇ります。サプライヤーコンテンツライブラリとビジュアル日程表レイアウトは、サファリやアドベンチャー旅行向けに調整されており、PDF・ウェブ・モバイルでの提供に対応しています。Wetuはサプライヤー向け販促コンテンツも提供しているため、必要な旅程ワークフローに対して現行のAI機能を確認してください。

主な機能

  • アフリカ特化型サプライヤーコンテンツライブラリ
  • AI搭載サプライヤー向け販促ガイド
  • ビジュアル重視のウェブ・PDF日程表レイアウト
  • オフライン対応モバイル旅行者向けアプリ
  • 地図ベースの日程表可視化
  • ランドオペレーター(DMC)パートナーとの共同ブランディング

検討すべき制限事項:Wetuは、旅行先に特化した豊富なコンテンツとオペレーター間の連携という点で検討する価値があります。機能が存在しないと決めつける前に、現行のアプリブランディング、AIインポート、コネクターの範囲を確認してください。自社デベロッパーアカウントによるカスタマイズ可能なアプリ、主要GDSやミッドオフィスとの連携、そしてレジャーと法人業務を1つのプラットフォームで扱うことを重視する場合は、mTripの方が適しています。

最適な対象:大陸内の豊富な旅行先コンテンツに依存する日程表を作成する、サファリオペレーターやアフリカのランドオペレーター(DMC)。

編集部による評価:各プラットフォームの比較

今回の比較において、すべての評価基準で他社を上回るプラットフォームはありません。TravefyとTernはmTripがあえて組み込んでいないCRM機能をバンドルしており、VamoosとWetuは特定の旅行者層向けにモバイルのビジュアル体験へ注力し、Safari Portalは高級路線の提案書作成に最適化されています。本ガイドでmTripを編集部のおすすめとした理由は、その網羅性にあります。設定可能なホワイトラベル配信、AIによる書類インポート、明確な業務連携機能、そしてレジャーと法人向け双方のワークフローを、単一のプラットフォームで実現しているのです。

ホワイトラベルの充実度(評価基準1)。ホワイトラベル対応の有無だけでは、実際にどこまでコントロールできるかは分かりません。比較すべきは次の3点です。アプリストアや旅行者体験におけるブランド所有権、実際の顧客やプログラムに合わせた機能設定、そして標準機能を超える要件に対応するカスタム開発です。mTripはこの3つすべてを備えています。貴社独自のデベロッパーアカウントによるアプリ、ブランディングと旅行者向け機能の詳細な設定、さらに要望に応じた自社チームによるカスタム開発です。この充実度こそ、自社の事業に合わせてプラットフォームを形作りたい旅行会社にmTripをおすすめする理由です。Travefy Enterprise、Axus、Vamoos、Safari Portalなどの競合もカスタム対応や自社アプリを謳っていますが、実際に稼働しているクライアントアプリでこの3段階のコントロールを実演してもらうことをおすすめします。

AIによる書類自動化(評価基準3)。mTripは、予約書類向けのAI Import Wizardと、Trip Genius™による日程プラン作成、そして完全ホワイトラベル対応アプリでの配信を組み合わせています。Travefyはコンテンツのインポート、Ternはメール・PDFインポートとAIによる日程表コンテンツ、TravelJoyはItinerary CopilotとMagic Emailによる見積もりインポートを提供しています。Safari PortalもAIによるコンテンツ作成支援を備えています。書類の取り込みからブランド化された旅行者への配信、GDS・ミッドオフィスとの連携までをAIでつなぐ必要がある場合、mTripは有力な選択肢です。実際の自社書類で各社をテストし、契約プランごとの対応範囲を確認してください。

プラットフォーム 書類・予約インポートAI AI生成コンテンツ 対象ユーザー
mTrip ✓ AI Import Wizard:PDF、メール、スクリーンショット、サプライヤーのエクスポートデータに対応 ✓ Trip Genius™:好み・営業時間・地理条件に基づく日程プラン作成 旅行者向け日程表
Tern ✓ PDF・メールの即時インポート ✓ AIによる日程表作成支援、AI目的地ガイド 旅行者向け日程表
Safari Portal 予約書類インポート対応範囲は要確認 ✓ 施設・目的地ページ向けAIライティング支援 旅行者向けコンテンツ
Wetu AIインポート対応範囲は要確認 AIコンテンツ対応範囲は要確認 必要な日程表ワークフローは要確認
TravelJoy ✓ Magic Email:サプライヤー見積もりのインポート ✓ Itinerary Copilot:日程表のドラフト作成 旅行者向け提案書・日程表
Travefy ✓ AIによるコンテンツインポート コンテンツ生成の対応範囲は要確認 日程表作成
Axus Travel App AIインポート対応範囲は要確認 AIコンテンツ対応範囲は要確認 必要な日程表ワークフローは要確認
Vamoos AIインポート対応範囲は要確認 AIコンテンツ対応範囲は要確認 必要な日程表ワークフローは要確認

GDS・連携の深さ(評価基準6)。mTripはAmadeus、Sabre、Travelportに加え、Tourplan、Moonstride、Viaxoft、Juniperといったミッドオフィスシステムとも連携しています。AxusもGDSのPNRインポートとAPIを提供しており、TravefyはEnterprise APIを備えています。書類インポート、PNRインポート、自動同期はそれぞれ異なる機能である点に注意し、実際の予約フローを比較してください。予約データをブランド化されたアプリ・Web・PDFでの配信につなげる必要があり、かつ設定やカスタム開発の余地を求める旅行会社には、mTripが適しています。

事業規模への対応力(評価基準7)。今回比較したプラットフォームの多くは、特定の規模を想定して設計されています。TravefyとTravelJoyは個人アドバイザー向け、Safari Portalはブティック型ラグジュアリーオペレーター向け、Wetuはアフリカのランドオペレーター(DMC)向けです。一方mTripは、少人数の旅行会社チームから年間数十万件の旅行を扱う大手旅行会社(ツアー造成)まで、同一のコアプラットフォームで対応します。そのため、事業が成長して当初のツールの想定規模を超えても、システムを移行する必要がありません。

他のツールが適している場合。主要ツールにCRM機能をまとめて求める個人アドバイザーには、mTripよりもTravefy、Tern、TravelJoyの方が適しています。DMCとの深い関係や共同編集ワークフローを重視するアドバイザーには、Axusが自然な選択肢です。編集レベルの提案書デザインを強みとするラグジュアリーオペレーターは、汎用的なプラットフォームよりSafari Portalからより多くの価値を得られます。アフリカのサファリオペレーターは、Wetuの大陸特化型コンテンツライブラリの恩恵を受けます。モバイルでのビジュアル表現力を競争優位とするブティック型旅行会社(ツアー造成)には、Vamoosが適しています。どのツールが最適かは、その事業にとってどの要素が最も重要かによって決まります。

よくある質問

2026年、旅行会社向けに最適な旅程作成ツールは?

ブランド所有権と連携された業務運用を重視する旅行会社および旅行会社(ツアー造成)には、mTripをおすすめします。2009年創業のmTripは、35カ国以上、300社以上の旅行会社に導入されており、各社独自のブランドで公開できる完全ホワイトラベルのモバイルアプリ、あらゆる旅行書類を構造化された日程表に変換するAI Import Wizard、Amadeus・Sabre・Travelportとのネイティブ連携、そしてモバイル・Web・PDFをリアルタイムで同期するマルチチャネル配信を組み合わせています。本プラットフォームは、旅行会社、大規模な旅行会社ネットワーク、旅行会社(ツアー造成)、DMC、TMC(出張管理会社)に対応し、単一のコアシステムで移行なしに規模を拡張できます。mTripは個人の独立系アドバイザーを主な対象としていません。CRM機能のバンドルを重視する個人アドバイザーには、TravefyやTernが妥当な選択肢です。Axus、Safari Portal、Vamoos、TravelJoy、Wetuは、それぞれ本ガイドで詳しく解説するより限定的なニッチに対応しています。

2026年、旅程作成ツールに求められる機能とは?

2026年において本格的な旅程作成ツールに求められるのは、サプライヤーのPDF・メール・予約確認書を構造化された日程表に変換するAI書類インポート、GDS・ミッドオフィスシステム・サプライヤーの直接フィードからの予約情報を統合するマルチソース対応、モバイルアプリ・Webポータル・PDFをリアルタイムで同期するマルチチャネル配信、通信環境の乏しい旅行先でも使えるオフラインアクセス、そしてこれらのシステムで予約を行う旅行会社向けのネイティブGDS連携(Amadeus、Sabre、Travelport)です。ホワイトラベルの充実度こそ、プロ仕様のツールと消費者向けツールを分ける決定的な違いです。

2026年、AI機能が最も充実した旅程作成ツールは?

mTripは、予約書類向けのAI Import Wizardと、Trip Genius™による日程プラン作成、そしてフルホワイトラベルのアプリによる配信機能を組み合わせています。Travefyはコンテンツの自動取り込み機能を、TernはPDF・メールインポートとAIによる旅程作成機能を、TravelJoyはItinerary CopilotとMagic Emailによる見積書インポート機能を提供しています。Safari Portalも同様にAIによるコンテンツ作成支援を提供しています。書類の取り込みから貴社ブランドでの旅行者への配信、GDS・ミッドオフィスとの連携までをAIで一貫してつなぐ必要がある場合、mTripは有力な選択肢です。実際の書類を使って各社のツールを検証し、プランごとの対応範囲を確認することをおすすめします。

旅程作成ツールはGDSから予約情報を取り込めますか?

mTripはAmadeus、Sabre、Travelportに加え、Tourplan、Moonstride、Viaxoft、Juniperなどのミッドオフィスシステムとも連携しています。AxusもGDSのPNRインポートとAPIを提供しており、TravefyはEnterprise APIを提供しています。書類インポート、PNRインポート、自動同期はそれぞれ異なる機能であるため、実際の予約フローを比較することが重要です。予約データを貴社ブランドのアプリ・ウェブ・PDFでの配信につなげる必要がある旅行会社にとって、mTripは適した選択肢であり、設定やカスタム開発にも対応しています。

旅程作成ツールと旅行会社向けCRMの違いは何ですか?

旅程作成ツールは、予約情報を体系立てた旅行として集約し、モバイル・ウェブ・PDFで旅行者に届けることに重点を置いています。一方、旅行会社向けCRMは、顧客管理やリード管理、営業パイプラインの管理に重点を置いています。TravefyやTravelJoy、Ternなど一部のプラットフォームは両方の機能を一つのツールにまとめており、個人アドバイザーに適しています。しかし、大手旅行会社や旅行会社(ツアー造成)の多くは、それぞれの業務が根本的に異なるワークフローであるため、専用の旅程作成ツールと別のCRMを組み合わせる方式を好む傾向にあります。また、コンシューマー向け旅程ツールに付属するCRMは、エンタープライズ規模のニーズに対応しきれないケースがほとんどです。

旅程作成ツールの料金はどのくらいですか?

料金は、プラン、チーム規模、旅行の取扱件数、ブランディングの範囲によって異なります。競合各社の中にはサブスクリプション料金を公開しているところもあり、エンタープライズプランや自社アプリオプションは別料金となっています。mTripはデモ実施後に無料トライアルを提供しており、個人アドバイザー向けの提供は行っていません。Trip Agentはすぐに利用を開始でき、フルホワイトラベル導入は通常2〜3週間程度で完了しますが、カスタム開発や複雑な連携が必要な場合は期間が延びることがあります。実際の要件に応じた見積もりは、お問い合わせのうえご確認ください。

旅行者はオフラインで日程表を閲覧できますか?

mTripは、貴社ブランドのアプリを通じて、日程表や書類、地図、連絡先情報をオフラインで提供します。Travefy、Safari Portal、Vamoos、Wetuなど他社のツールでもオフラインアクセスが可能です。どのコンテンツがダウンロードされるかを比較し、出発前にアクセスを検証することをおすすめします。オフラインの旅行情報を貴社ブランドの体験の中に組み込み、実際の運用中の日程表と連動させる必要がある場合、mTripは有力な選択肢です。ただし、ライブアラートや直前に変更された情報の取得には通信環境が必要です。

旅行会社(ツアー造成)に最適な旅程作成ツールはどれですか?

旅行会社(ツアー造成)は、個人アドバイザーとは異なる要件を持っています。取扱旅行件数の多さ、団体旅行の日程表作成、サプライヤーとの関係、そして旅行者が第三者のツールではなく自社ブランドとして認識するブランドアイデンティティなどです。mTripは、ホワイトラベルのモバイルアプリ、AI Import Wizard、複数ソースからの予約統合、書類配信の自動化といった特長により、世界中の旅行会社(ツアー造成)に広く利用されています。Safari PortalとWetuは、コンテンツを充実させた提案書を強みに、ハイエンド層やアフリカ地域に特化した旅行会社に対応しています。Axusは、ランドオペレーター(DMC)との深いパートナーシップを持つ旅行会社に適しています。この分野についてさらに詳しく知りたい方は、旅行会社(ツアー造成)向けベストアプリの比較記事をご覧ください。

旅程作成ツールはレジャー旅行と出張の両方に対応できますか?

ほとんどの旅程作成ツールは、いずれか一方のセグメントに特化しています。mTripは、単一の統合システムでレジャー旅行と出張の両方に対応できる数少ないプラットフォームの一つであり、レジャー向け(ブランドアプリ、旅程作成ツール、書類配信)と出張向け(Duty of Care(安全配慮義務)、出張者の位置情報の把握、リアルタイムの危険情報アラート)それぞれに専用モジュールを備えています。レジャーと出張の両方を扱う旅行会社は、2つのプラットフォームを並行して維持する手間を避けるために、mTripを選ぶケースが多く見られます。他のプラットフォームを検討する場合は、貴社のプログラムに必要な出張予約、位置情報の把握、リスク対応の具体的なワークフローを確認してください。